水際の鏡像

ライブや舞台のはなし

矢花黎さんのはなし

 久しぶりにこちらのブログに戻ってきました。しばらくジャニーズから離れている間に就職したり失恋したりなんやかんやあり、またいいな、この人すてきだな、と思えるひとができたのでブログを再開した次第です。

 矢花黎さん、まず名前から美しい、矢で、花で、黎明の黎。乙女ゲームの王子様キャラっぽい。

 興味を持ったのは「生まれ変わったら平沢進になりたい」と話していたから。私は平沢進が好きでライブに行ったり配信も観たりグッズを買ったりするのだけれど、平沢はエンターテイナーだと思っているからアイドルを生業とする人間が平沢を志すのは理にかなっていると覆う。

 あとお風呂上りにZAZEN BOYSのRIFF MAN聴いているところもいいですね。音楽が好きなのだなあということが伝わってきて嬉しい。

 で、久しぶりにジャニーズ観てみますかという軽い気持ちでなんやかんやに登録し、動画を観て、楽器全部弾けるところも素敵だなあと思ったのでした。

 7 MEN 侍の動画でも比較的MC的立ち回りなのが好きだなあと思う。

 あと、矢花さんを応援していて傷つくこと無さそうだなっていうのが大きい。

 矢花さんの話し方はやわらかいというかわかりやすくて、斜に構えたりしていない。誰かを傷つけるような言動があまり見られないところが好きだなあと思う。

 あとオタクとの距離感もなんか好きです、いいよね。

 ゆるゆるっと応援できていけたらいいなと思います、最近は矢花さんがいるから人生ちょっと楽しいよ! 

初めてTHE YELLOW MONKEYのライブに行った日(THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 9/10、9/11)

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THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016、9/10、9/11公演に行った。
写真は9/11公演のときに撮ったものです。よく晴れていてライブ日和だった。

……めちゃくちゃ良いライブだった。今年行ったライブの中で一番楽しかった。再集結だからとか、15年振りだとか、そのような感傷に浸らずに、全力で満足できるライブだった。

自分語りを交えつつ、ライブの感想などを残しておく。

(というか、ほぼ自分語りです、ごめんなさい。多感な時期にTYMを聴いていたのでついあの頃の気持ちのまま書いてしまう。あとエマファンなのでかなりエマに関してのレポです)

 

私が初めてTHE YELLOW MONKEYに出会ったのは中学生のときだった。
今、2016年の私が当時の私になにか言うことができるなら、「いつかSUCK OF LIFEをライブで観られる日が来るよ」と、教えてあげたい。

 

TYMを真剣に聴き始めたのは2009年か2010年のことだったと思う。
当時の私はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTが好きで、解散後ながらもCDやDVDを購入したり、当時の雑誌を集めたりしていた。段々、TMGEと同時代のバンドも聴き始めるようになり、BLANKEY JET CITYを聴き出し、その流れでTYMも聴くようになった。私の年代にとって、吉井和哉といえばソロで活動しているイメージの方が強かった。

札幌という地方都市で、学校と塾、たまに部活(美術部......)の淡々とした日常を送る中学生にとって、TYMは何もかも非日常だった。邦楽ロックとも、ヴィジュアル系とも異なる華やかな見た目と、セクシャルだったり、個性的だったりする歌詞。「SUCK OF LIFE」のライブパフォーマンス。何もかもが新鮮で、魅力的だった。

 

私が一番衝撃を受けたアルバムは、「ジャガー・ハード・ペイン」だった。
このアルバムは、「ジャガーが死ぬ以前に祖国に残してきた恋人マリーの魂を見てしまったため、肉体が滅んだことにも気付かず、魂だけが時を超え50年後の1994年にタイムスリップしてしまい、時代のズレを感じながらも恋人マリーを探す」(jaguar hard pain 1944〜1994 - Wikipediaより)というストーリーを持ったコンセプトアルバムだ。
コンセプトアルバムを聴くこと自体が初めてで、アルバムの世界観に夢中になった。

 

1曲目の「SECOND CRY」の

THE YELLOW MONKEY/歌詞:SECOND CRY/うたまっぷ歌詞無料検索

僕はジャガー 確か殺された
僕はジャガー あの娘の前で

といった歌詞に始まり、

「RED LIGHT」の

THE YELLOW MONKEY/歌詞:RED LIGHT/うたまっぷ歌詞無料検索

君の大切なVAGINAが泣いてる

「遥かな世界」の

THE YELLOW MONKEY/歌詞:遥かな世界/うたまっぷ歌詞無料検索

石で性器をつぶしても
君を好きでいられるから

というような歌詞は、中学生だった私にとって刺激的で、おそらく私の言語感覚はTYMから影響を受けているだろうと思う。

中3の、受験勉強で単調な日々を支えてくれたのはTYMの音楽だった。ほとんど担任として機能していないような教師と、受験勉強のストレスを抱えた中学生たちで、クラスの雰囲気は最悪だったことを覚えている。
滑り止めで受験する高校の見学に行った帰りに、「何もかもつまんない」と思いながら、縋るような指で再生したのは「SUCK OF LIFE」で、中学校の卒業式の日に友達と行ったカラオケで歌ったのは「プライマル。」だった。

結局、第一志望の高校には落ち、「何もかもつまんない」と思った滑り止めの高校に通うことになる。高校時代も勉強ばかりしていた。

大学に入学し、1年生と2年生はほとんどバイトと勉強で終わった(暗い青春だ......)。
それでも、1年と2年の間に取得上限単位を全て取得しており、いわゆる「フル単」だったので、3年は少し時間に余裕ができそうだなと思っていた時期に私の耳に飛び込んできたのはTYMの再集結のニュースだった。すぐにFCに入会し、地元である札幌の公演に申し込んだ。

運よくFC枠でチケットを取ることができ、2日間とも行くことができた。
前置きが長くなったが、以下MC覚書やネタバレを含む感想。

 

  • 9/10

まさかのエマ側アリーナ3列目という席で最高だった......。

ライブ前からステージのモニターにカウントダウンの数字が表示されるのでいよいよなんだな、と盛り上がれるのがよかった。

01.プライマル。
まったくネタバレを知らずに行った(公式のネタバレなども避けていた)ので1曲目で感極まる。「卒業おめでとう」から始まるライブ。この曲は紗幕にメンバーのシルエットが映り曲の最後で幕が外されるので、演出も好きだった。
この「プライマル。」が鳴り響いた瞬間に、真駒内セキスイハイムアイスアリーナにいた21歳の私は、15歳の私に戻っていた。雪が降り積もる深夜に、TYMを聴きながら勉強したこと。中学の卒業式の日にカラオケで歌った「プライマル。」のこと。「思い出は重荷になると言う」と言いながら、あのカラオケボックスの中に捨てたはずのどうしようもない中学生活のこと。一旦、「プライマル。」と句点を打って終わらせたはずの日々を、別に捨てたくないなら捨てなくてもいいんだよと言ってもらえて(言ってもらえたような気がした)、また続きの日々を始めてくれることで、中学生時代の私が救われたような気がした。
02. 楽園
03. Love Communication
めっっっちゃ楽しい。もうこの辺りから個人的な思い入れはぶっ飛んで、ただエマ側アリーナでエマをガン見しながら踊るだけになってた。ラブコミのライブこんなに楽しいんだなー!!!
04. LOVE IS ZOOPHILIA
05. A HENな飴玉
06. Tactics
07. LOVERS ON BACKSTREET
「家族をなくした娼婦の歌です」という説明で始まるラヴァーズ。
08. 薔薇娼婦麗奈
まさか麗奈が聴けると思っていなかったので嬉しい。
09. 球根
球根前にエマのソロギターコーナー?があって、モニターを隠す準備をする感じだったかな。球根はもうロビンの表現力が凄すぎて。
10. カナリヤ
球根→カナリヤの流れが好き……。「19にもなったのに悲しみが欲しいのはなぜ?」「たとえ空が晴れていても全然忘れてない」この歌詞のカナリヤを19歳のときに聞きながら19にもなったのに悲しみが欲しいのはなんでなんだろうなー、と一人感傷に浸っていた記憶があります。カナリヤ大好きです。
11. HOTEL宇宙船
エマとロビンの脚上げ(で合っているよね?)が最高。
12. 花吹雪
花吹雪!!!私がTYMで一番聴いた曲。
13. 空の青と本当の気持ち
エマのギターソロが気持ちいい。ギターソロのときのロビンが空を飛ぶ仕草をするのとか好きです。
14. ALRIGHT
いやーいい曲だよねえ……。歌詞が沁みる。ALRIGHT前に当日その瞬間までを撮影した映像を使う演出があって(あったよね?)凄いなあと思った。
15. SPARK
16. 見てないようで見てる
エマとヒーセが顔を近づけながら弾くところが可愛くて好き。
17. SUCK OF LIFE
さっくー!!!!!!!中学生の私がどれだけこの曲をライブで、生で観たいと思ったか……。この日はロビンがエマの左手首を掴んでいた気がします(最終日は右手首を掴んでいた)
18. バラ色の日々
さっくからのバラ色の日々。この流れも好き。
19. 悲しきASIAN BOY
ロビン「イエッサー!」
私ら「イエッサー!!!」
とりあえず一緒にイエッサーをやる瞬間が楽しすぎる。これ書いていたらライブ行きたくなってきた……。イエッサーのときに特効の爆発みたいなやつがあった気がする。

アンコール
20. Romantist Taste
これわりとずっとイエッサー振りで、個人的には超楽しいので大好きです。またライブで聴きたい。
21. BURN
BURNのサビ辺りで特効の炎がずっと出ていた。アリーナ席のいいところは特効の炎の熱が伝わってくるところ。
22. BRILLIANT WORLD
23. WELCOME TO MY DOGHOUSE
この曲も楽しい……そして格好いい……。
24. JAM
「プライマル。」で始まって「JAM」で終わるセットリストが完璧だなあと思った。JAMでガツンと締まって綺麗に終わるライブ。

 

  • その他MC等覚え書き(※ニュアンスです)

エマ前半で片手投げチュー、後半で両手投げチューしてた


ロビン「バンドブームの頃に活動していて、ボーダーのTシャツに髪の毛を立てた人たちばっかりだったのに俺たちは暑苦しいロン毛で(このときにエマがエマの髪の毛ふわっと触っていた)......オカマみたいな格好で(ロビン、ヒーセの方を見る、ヒーセが何だよー!って感じでリアクションしていた)」


さっくのメンバー紹介ロビン「うちのお殿様!うちの役所広司!うちのテルマエロマエ!」ロビン「昨日一緒にセブンイレブンで買い物してて、ぷよチョコ買おうか迷ってた」
ぷよチョコ(もちぷにゃのチョコ味か?)を買おうか迷う51歳。


ロビン「今日15年ぶりの新曲(砂の塔)が発表になって、本当はやれたらよかったんだけどできたばっかりで覚えてないのでやりません」
客\えー!!!/
ロビン「えー!!!じゃない!!!」


ロビン「THE YELLOW MONKEYは!!!絶対に解散しません!!!」「メンバーが死んでも続けます!!!絶対に解散しません!!!」

なんかの曲でエマが指差しながらギターを弾いていたときロビンも近寄ってどこ指してるの?って感じで見ていた

ステージ上でも撮影スタッフのひとが入って撮影があるんだけど、スタッフのひともめちゃくちゃ笑顔で撮影していてすごくよかった


あとメンバー同士が笑顔で演奏していて、自分の立ち位置にずっといるんじゃなくてお互い近づいていって一緒に演奏していたのが印象に残った。バンドの雰囲気が良い。

エマの衣装にチェーン?鎖?みたいなのがついていたのが気になる。かわいかったなー。なんかの雑誌に載るかなー。

 

 

  • 9/11(ツアー最終日)

この日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナの外に開演前にメンバー出てきたんだよね……。私開場すぐに入ってしまったので遭遇できず。無念。でも解散しないんだし、またいつかそういう機会もあるだろう。


01.プライマル。
02. 楽園
03. ROCK STAR
もう「死んだら新聞に載るようなロック・スター」だよなあとしみじみしてしまった。「幻覚が足りない 君の目をちょうだい」という歌詞はやっぱり好きです。
04. Chelsea Girl
チェルシーガール好きなので聴けてよかった……これもライブで聴くと楽しい曲。
05. TVのシンガー
ロックスター→チェルシーガール→TVのシンガーの流れ、テンションが上がるのでとても楽しい……。
06. Tactics
07. LOVERS ON BACKSTREET
08. FINE FINE FINE
09. 球根
10. カナリヤ
11. HOTEL宇宙船
12. 花吹雪
13. 空の青と本当の気持ち
14. ALRIGHT
15. SPARK
16. 見てないようで見てる
17. SUCK OF LIFE
18. バラ色の日々
19. 悲しきASIAN BOY

アンコール
20. パール
21. LOVE LOVE SHOW
22. BRILLIANT WORLD
23. WELCOME TO MY DOGHOUSE
24. JAM

 

  • MCなど

ロビン「札幌ー!ツアーファイナル!真駒内!!!(※前日間違えたからこの真駒内は強調してた)稚内!!!」「奥まで入れて長万部!」

ツアー最終日のSUCK OF LIFEについて
絡み前にエマがエマのシャツの両袖を捲って準備
ギターのアレ
一通り終わった後、ロビンが立ち上がる
エマの頬を両手で挟んで軽く唇にキス(※思いっきりモニターに映し出される)
キス終わり、エマは指の腹を一本唇に当てて照れていました


さっく終わりのロビンMC「……終わりました。いただきました。再集結後、初めてのキッス。あの頃にはなかったお髭が痛い」
お髭が痛い~って言われたときのエマは髭の辺りを触りながら笑っていた

さっくのときのエマに対するメンバー紹介
ロビン「私の恋人!ご婦人たちの心を引っ掻き回す!」「痒いんだろ!?」

SUCK~でロビンが舐め回してるレスポールのトグルスイッチに関して話すロビン「これ何十万もするんだよ、最終日に飲んじゃおうかと思ったんだけどやめてくれって」
エマ笑顔で黙ってトグルスイッチを外してロビンに渡す
エマから受け取って口に入れて飲み込む(ふりをする)ロビン「明日出てくるから、これが本当のトグロスイッチ......喋りにくいよ」
きちんと口から出していました

メンバー紹介?かなにかのエマギターソロのときに、会場指差しながらギター弾くエマの後ろで、エマの真似をしながらロビンも指差しをして同じ方向に動いていた

結成当時の話でキラーメイからTYMに加入してもらったエマ、でもすぐに辞めたいって電話してきたってところでエマの口調を真似しながら話すロビン
それに対してエマは手をひらひらさせて参ったなあって仕草をしていた

メンバー紹介?のときにアニーのドラムに近寄って笑顔で弾くエマと同じく笑顔のアニーの菊地兄弟をみたロビン「きっと八王子の実家ではこんな感じだったんですよ」

ステージからはけるとき?か何かに菊地兄弟が銃撃戦して遊んでいた
ドラムスティックを銃にして遊ぶアニー、エマに撃たれてステージを華麗に転がるアニー

エマファンなのでほとんどエマ周辺のレポですみません……。
Twitterに載せたものを自分用にまとめた感じで。

 

  • ライブ全体として

真駒内公演に関しては、本人確認とか、会場前の事前本人確認がきちんとしていてよかった。1日目にはFCのくじでステッカーが当たって結構嬉しかったです。

 

本当にずっと楽しくて、ライブが終わってからも楽しい余韻がずっと続いている。
新曲の砂の塔も、年末の武道館、メカラ ウロコ・27も(チケット取れたらだけど……)行きたいなあと思っているので楽しみです。
TYMとこれから一緒に過ごしていけることが純粋に嬉しい。人生は捨てたもんじゃないなと思えた。

2016年上半期(と7月)のライブ等を振り返る

2016年上半期(と7月)に行ったライブや舞台を振り返ります。


2016
02.20 The BirthdayBLOOD AND LOVE CIRCUS TOUR 2015-2016」@SAPPORO FACTORY HALL

ライブ始めはバースデイで。去年の小樽ゴールドストーンのライブにも行ったからツアー2会場目!友達と行ったんだけど、終わった後に「生きててよかった」って言い合った。生きててよかったそんな夜を探してるー、のはフラカンだけど、ロックンロールを愛してるなーと思うようないい夜だった。チバユウスケが中学時代からずっと好きで、たぶんチバとチバが作る音楽のことは一生好きだと思う。大好き。ライブが終わったあと雪が降り始めて、寒い!楽しかった!寒い!!!って言い合ったのもいい思い出。フジケン側で観ていたのでフジケンちょう格好良い......最高のギター......って思いながら観ていた。

03.11 GOATBED「FAN&DEATH TOUR」@札幌COLONY

ゴート最近札幌に来てくれるからなかなか遠征できない身としてはありがたい。中谷美紀のマインドサーカスカバーが聴けてよかった!配布音源も素敵だった。石井さん観ると私もおしゃれに生きていきたいと毎回思う......。会場内の壁にゴートがつくった「他の誰かになりたがることは、自分らしさの無駄遣いだ」って書いた紙が貼ってあって、気になって調べたらカート・コバーンの名言らしい。本当かよ?って思って英語で調べたらマリリン・モンローの名言説も出てきたからよくわかんないけど「他の誰かになりたがることは、自分らしさの無駄遣いだ」って格好良いな。石井さんがどんな意図で選んだのかはわからないけれども!MCでは最前の客に石井さんが「最前なのにコート着てるんだけど」って絡んでいて面白かったです。

 

03.25 Creepy Nuts「『たりないふたり』リリースツアー ~たりない巡業2016 春場所~ 対バンゲスト 岡崎体育/セビロキル」@札幌Sound lab mole

フ リースタイルダンジョンを観て、R-指定くんの格好良さに痺れまくったので、調べたら札幌来るみたいだったからさくっと行った。セビロキルは地元 のバンドで、私は後方のバーエリアのソファで観ていたのだけどすげー頑張ってる……って感じだった。まだ「MUSIC VIDEO」で一般に広まる前の岡崎体育も観られてよかった。岡崎体育のMCは芸人並みに面白くて何も考えずに笑えるのでストレス解消になる。 Creepy Nutsは言わずもがなめちゃくちゃに格好良くてですね!松永くんのDJは素晴らしいしRくんのラップのキレも素晴らしかった。お客さんからお題を5個く らい貰ってフリースタイルラップもやってくれて嬉しい。MC松永くんが全然喋らなくて、RくんにMC振られたんだけど何も言わずににこにこしながらRくん に近寄って頭を撫でていた。トレンチコートマフィアが好きなので聴けてよかった~!また行きたい。

03.26 NEWS「NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO」@真駒内セキスイハイムアリーナ

ク リーピーと岡崎体育を観た次の日にNEWSを観るのウケる......と思いながら行った。初日はネタバレが無いまっさらな状態で観られるのでよ い。今後も初日だけは何とかして行きたいなー。小山さんのソロがめちゃくちゃによくて腰抜かした。小山さんソロに関しては別記事でも書いている。

君は吉原の桜を見たか――NEWS LIVE TOUR 2016 "QUARTETTO"小山慶一郎さんソロ『愛のエレジー』感想 - 水際の鏡像

03.27 NEWS「NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO」@真駒内セキスイハイムアリーナ

2 日目は結構席がよくて、ヒカリノシズク辺りのメンバーがリフトかなんかで上がってくるときに小山さんゾーンだったので数分間ずっと目の前に小山さ んがいて最高だった。小山さんソロもじっくり観られる位置でよかったです。あと今回のツアー唯一増田さんと目が合った(気がする)ので、コンサート前に増 田さんが「全員と目を合わせたいです!」みたいなことを言っていたのは嘘じゃなかったんだと感動した。あとMCのときに増田さんが「モニター四分割にした ほうがいいんじゃない?」って気を遣ってくれて、そのあと本当に四分割になって観やすかった。ありがたい。

06.11 NEWS「NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO」@東京ドーム

遠 征!人生初めての東京ドーム、そして当日入りなので場所分かるか若干不安だったけどまあオタクに着いていけばふつうに着きました。まず新千歳空港 の時点でNEWS行きの人と同じ便だったし。まさか東京ドーム規模のグループを好きになると思わなくてですね......このツアー唯一のひとりじゃない コンサートで、話せるひとがいるの楽しいなと思いました。小山担のかたと一緒だったから小山さんかわいい!って話せてよかった。

06.12 NEWS「NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO」@東京ドーム

こ の日アリーナ最前でして......たぶん今後の人生においてこの距離で観られることないだろうなって思ったから心して観ていた。うちわも3枚か 4枚くらい作っていって交互に出した。見えていたのかは知らない。炎の特効が熱いなと思いました(感想)。目の前をステージから降りた手越さんが走り抜け ていった思い出。ステージ横のライトがちょうど当たる位置で眩しくて、アイドルというのは発光する存在なのだと感じた。でもまあ眩しいので手をかざして光 をどうにか除けていたら最後のほうのMCで増田さんが「見切れていて見えない人もいるだろうからもうちょっと前でMCやろう」って言ってくれてもう増田さ んありがとうとしか言えない。コンサート中でも常にコンサートを良くするために考えていてすごいよね。隣のかたがたが銀テープを分けてくれて、私も銀テー プを分け与えることができる人間になりたいと強く思った......。

NEWSコンサートについては別記事でちゃんと書きたいなと思いつつ......。
うさ耳小山さんと眼鏡小山さんとコヤシゲ花道を生で観られたので悔いはないです。

07.01 劇団四季ウィキッド」@北海道四季劇場

北 海道四季劇場初めて行ったんだけど、綺麗で観やすいですね。トイレも多いし。ミュージカルってそんなに観たことなかったんだけど、歌が本当にうま い......!ウィキッドのお話も好きだった。女と女が駆け抜けた青春のはなし。せっかく地元に四季劇場があるんだから札幌にいるうちにちょくちょく観 に行こうと思う。

07.16 ドキュメンタリー上映会&是枝裕和監督トークイベント@インタークロス・クリエイティブ・センター

ここに入れるか迷ったんだけど、ためになったイベントだったので......直接質問してお話したので緊張した。ここには入れていないんだけど、6 月に森達也監督とも直接お話できたので、両者の違いを考えつつ聴くことができたのもよかった。第一線で活躍しているひとと直接お話する機会があると私も頑 張らねば、と背筋が伸びる。ライブとか舞台とか以外のトークイベントなどに足を運ぶ機会を増やしたい。

 

上半期はこんな感じでした。下半期も楽しくやっていきたい。

初めてジャニーズのコンサートに行った日――NEWS『White』に染まる時間

お題「初めて○○のコンサートに行った日」

 

まだQUARTETTOツアーの感想も小山さんソロ(君は吉原の桜を見たか――NEWS LIVE TOUR 2016 "QUARTETTO"小山慶一郎さんソロ『愛のエレジー』感想 - 水際の鏡像)しか書いていないのだが、取り急ぎこのお題で書きたかったので初めてジャニーズのコンサートに行った日のことを書いてみる。

 

私が初めてジャニーズのコンサートに行った日。それは2015年3月28日、NEWS「NEWS LIVE TOUR 2015 White」の札幌公演だ。

NEWSを好きになった経緯は以前の記事(2015年に初めて真剣にジャニーズを好きになった話 - 水際の鏡像)で書いたので省略するが、

それまでは邦楽ロックやヴィジュアル系のバンドが好きで(今も好きだが)、アリーナやドームクラスのコンサートなんてほとんど行ったことがなかった。ましてやジャニーズなんて全く専門外だったので何もかもがわからない。とりあえずチケットはあるが、チケット以外の何もかもがない(例:愛と勇気と元気)。

何から何まで初めてだったので、身近にいたジャニオタの友人(Hey!Say!JUMPの山田くん担)にジャニーズのコンサートに行くときはどうすればいいのかを質問した。

 

私「ジャニーズのコンサートってどうすればいいの、というかそもそもジャニーズって何をどうすればいい」
友人「ペンライトと団扇を買うと良いと思う。ペンライトは公式の物だけ。団扇は胸の高さで。時間があったらファンサ用の団扇を作ると良い。あとジャニーズウェブも入会するといいよ」
私「なるほど」

 

もう右も左もわからない生まれたてのジャニオタのため、友人に言われるがままにジャニーズウェブに入会し、とりあえずファンサ用の団扇を作る事は諦め(ビビりのため)、3月28になるまでの一か月弱、NEWSのアルバムを買ったり過去のライブDVDを買ったり観たりしながら過ごした。

3月28日当日。事前物販に行き、小山慶一郎さんの団扇とペンライトとカレンダーとポーチとバッグを買った。真駒内セキスイハイムアイスアリーナから自宅まで地下鉄一本で帰ることができるため、一旦帰宅して昼寝。完全に「コンサートはデート♡おしゃれして可愛くしていかなくちゃ♡」という概念を知らなかったのでノリ的には「最近気になっていたバンドのライブに当日券で行くんだよねー」という感じ。開場時間に間に合うように起床し、購入したツアーバッグは自意識で持つことができなかったのでヘルムートラングのトートバッグ(悲しきかな、雑誌の付録です。プロパーでラングのトート欲しい)に団扇とペンライトと双眼鏡とチケット等を詰め込み、真駒内へと向かった。

 

今年(2016年)のQUARTETTOのときの札幌はそんなに寒くなかったのだが、去年は3月下旬でもまだ寒い。真駒内セキスイハイムアイスアリーナは名前の通りスケートなどに使われる会場のため、会場内がそもそも寒い。紫と薄水色のツートンカラーの変な薄手のニットに、春用のトレンチコートを羽織っただけの私は緊張と気温で寒く、会場内で会いたくて会いたくて震えるのではなく、寒すぎて寒すぎて震えていた。

座席はスタンドのブロック最前で、右隣は中学生くらいの女の子とその母親らしき人、左隣は大人しそうな女子2名だったので心底安心した。一人でのコンサートだったため、隣が4連強めギャルだったら泣くしかないなと覚悟していた。座席で双眼鏡を出してみたところ、後ろにいた複数名で来ているオタに「双眼鏡使わなくても見えるよね」等軽くdisられたがそれくらいのことで挫ける私ではない。まあそんな感じで和やかに(!?)開演10分前くらいになった。


『White』はこう......悪の組織が......インターネットが云々みたいなテーマなので(多分)、コンサートが始まる前のメインステージのモニター映像がバチバチしているのが格好良いなーと思った。

コンサートが始まって思ったこと。アイドルのコンサートはメンバーを「見上げる」のではなく、「見下ろす」景色なんだなと。バンドのライブは狭いライブハウスで、後ろから押されながら腕を振り上げて、髪を掻き乱して、メンバーのことを「見上げて」いた。しかし、アイドルは違う。もちろんアリーナ席だったら見上げることになるのだろうが、大半の人は「見下ろす」時間が長い。楕円形の会場で見下ろした、煌びやかな衣装を着た4人のアイドルはいい意味で「水槽の中を優雅に泳ぐ熱帯魚」のようだった。

ゆらゆらと水槽の中を泳ぐ熱帯魚のように、美しく生きてみせるひとたち。アイドルの衣装は、おそらく、遠く離れていてもわかるようにだろう、スパンコールであったり、金色の糸であったり、派手で目立つもので装飾されている。時折、4人は私たちに大きく手を振る。大きな動作で、ライトに反射した衣装がきらきらと光った。その様子は、熱帯魚の鮮やかにきらめく長い尻尾をも思わせる。

以下コンサートで特に思い出に残っている曲感想をつらつらと。多分時系列順。

は、半裸だー!!!セクシー&キュートすぎて参った。小山さんの肌の色の美しさといったらこれ以上ないよね。とりあえず身体を観続けました。最高でした。

い、イケメンだー!!!実はロメオとエスコートの演出が繋がっているということは事前にネタバレの矢を膝に受けてしまっていたので落ち着いて観ら.....落ち着けるわけがない。小山さんのセクシーキュートで動揺している中に、加藤シゲアキ先生とかいう最上級のイケメンをぶち込まれて完全に脳が混乱したのでとりあえず満面の笑みで観ていた。最高です。

もう衣装が。衣装が最高すぎて。和傘と黒と赤とか完全にオタクの心を撃ち抜いてくる美しさ。

イントロでテンションアゲアゲになる曲ことチャンカパーナ。Whiteのコンサートでのチャンカパーナの演出が好きだった。モニターの映像とかが派手で。

恥ずかしながら手越さんがピアノを弾けるということを知らなかったのでびっくりした。真っ白な衣装と真っ白なピアノ。光に透ける綺麗な金髪。お、王子様だ......。これは生で聴けてよかった。手越さんの歌や、誠実なピアノ演奏がとても好きだ。またピアノ演奏聴きたいです。

  • Skye Beautiful(増田貴久さんソロ)

衣装と映像が相俟って格好良い!増田さんのソロはお洒落だなあと思う。スタイリッシュでクールな雰囲気。自分の世界を邪魔されることを許さないような、増田さんの気迫と姿勢は美しいなと思う。静寂の中で、構築される増田さんの世界を見詰めていた。

  • Black Jack-Inter-~BYAKUYA

アルバムでも好きだったんだけど、本当にBlack Jack-Inter-~BYAKUYAの流れが大好きで!BYAKUYAだけで映画と写真集作ってほしいくらい好き。BYAKUYAの衣装も大好きだし、振り付けの統率感も好き……。

  • SNOW EXPRESS

私が行ったWhiteコンサートの中で一番好きな時間。スノエクが大好きなので聴けてよかった。これはセンターステージだったんだけど、周りを囲まれながら踊るNEWSの4人の高潔さと、スノエクの歌詞が合うわ合うわで。3月下旬の冷えた札幌の空気とスノエクはよく合った。

 

~色々すっ飛ばしまして~

 

いや~アイドル綺麗だな~とか思っていると突然周りがざわざわし始める。通路と通路の間がビニールテープのようなもので塞がれていく。何!?何が始まるんです!?と思っているとどうやらトロッコが来るようで。トロッコって、ちょっと、これ私の目の前通るじゃん!?ここでファンサ団扇を作ってこなかったことを少し後悔しました。自意識に負けずに作ればよかった。

一番最初に目の前を通ったのは手越さんだったと思う。すげー!!!きらっきらしてる!!!何!?王子様なの!?顔がかわいい!!!ちっちゃい!!!きらきら!!!王子様だー!!!顔がかわいい!!!とかわいわいする。一人で。

次に通ったのはシゲアキさん。すげー!!!全然こっち見ない!!!小山さんの団扇だから全然こっち見ない!!!本当にシゲ担のことしか見ない!!!すげー!!!顔がかっこいい!!!とかわいわいする。一人で。

次は増田さん。すげー!!!めっちゃファンサする!!!超笑顔!!!かわいい!!!愛想が良い!!!アイドルの鑑!!!身振り手振りで感謝を伝えている!!!すげー!!!顔がかわいい!!!とかわいわいする。一人で。

 

で。

小山さんが。

通りますよと。

 

隣にいた中学生の娘を連れたお母様「小山くん来るよ!!!」

親切に隣にいた中学生の娘を連れたお母様が、孤独な私に小山さんが来ることを伝えてくれた。いや見ればわかるけど何か気を遣ってくれてありがとう。

もうずっと小山さん鬼のように隣ブロックでファンサしてた。めちゃくちゃファンの手とか触りまくってた。

 

で。

目の前を。

通りましたよと。

 

もう、一瞬だった。トロッコは光よりも速かった。一回ス......って息したらもうトロッコ目の前にいなかったもんね。私のブロックはどうやらトロッコから降りてステージに戻るブロックだったようで、ファンサとかいう話ではなかった。小山さんトロッコから降りてた。ってか、アレだね、スタンド最前って、死角だね!

隣にいた中学生の娘を連れたお母様「いい匂いした......」

え、まじすか。匂い!?全然わからなかった。多分いい匂いがしたんでしょう。あんなに美しい人からはいい匂いがするに決まっているだろう。

ロッコを降りてステージに戻る小山さん、めちゃくちゃ触られまくってて

小山さん「みんなすごいおけつを触ってくるのね......」と言っていた。アイドルって大変だなと思いました。

  • 渚のお姉サマー

ファンサ的な曲が終わってメインステージで渚のお姉サマー。座って静かに歌う感じだったんだけど、小山さん一人だけ振り付けちょこちょこ踊っていて爆裂に可愛かったです。

  • 愛言葉

愛言葉で締めてコンサートは終了。

 

ダブルアンコールはやらないだろうと思っていたので(実際やらなかったようです)、混雑に巻き込まれないように足早に会場を出た。

私にはまだやり残したことがある。会場を出て真っ直ぐに物販のテントに向かった。冷えた空気を小さく息を吸い込んで、私は言った。

「小山くんのフォトセット1つください」

写真なんていらないと思っていた。だからコンサート前にグッズの写真は何も買わなかったのだが、コンサートが終わると無性に写真が欲しくなっていた。

 

初めて行ったジャニーズのコンサートのNEWSの4人はただただ美しく、真駒内セキスイハイムアイスアリーナの会場自体は冷えているのに、コンサート中の気持ちは不思議と温かかった。私はドドド新規で、一人で来ているコンサートなのに、疎外感も寂しさも感じなかった。

アイドルを応援することは、良くも悪くも共同幻想であり、ドグマ(教義)に巻き込まれる状態だと私は考えている。その状態に陥る勇気が無くて、今までアイドルを避けていたのかもしれない。コンサートが終わって、私ははっきりと「巻き込まれてみよう」と思った。どうしようもなく楽しくて、幸せなコンサートを経験してしまった以上、このままNEWSに巻き込まれてみるのも悪くないと感じていた。

また私お得意の回りくどい表現になってしまったが、

要するに、

NEWSが大好きだ。

 

 

初めてジャニーズのコンサートに行ったとき、私は19歳だった。10代最後の、ぎりぎりのところでNEWSに出会えた。10代最後の数か月間で、坂道を転がるようにNEWSを、小山慶一郎さんを好きになった。私の長い長い暗黒の青春を、NEWSが『White』という白で染め上げてくれた気がする。

私は今でも、克服できない思春期と、甘ったれなセンチメンタルを抱えたままだ。20歳、大学3年生の6月。いい加減モラトリアムから抜け出すべき時期に至っている。就職活動を少しずつ始めた。12トーンのイエローベースの髪の毛を、近々黒く染めようと思う。けれど、その黒は10代の頃のような暗黒の黒ではなく、「息を呑むよな黒髪」になるだろう。

10代最後の瞬間にNEWSに出会えてよかったと思う。青春の最後を、NEWSが眩い白で染めてくれて、17歳のどうしようもない私が少しだけ救われたような気がした。

20代は始まったばかりだ。さて、どんなに楽しいことが待っているのだろうか。

とりあえず、今は。

NEWSと共に歩めば、道は拓ける、確信はないけれど、そう思う。もうすぐ夏が来る。次はどんな景色をNEWSが見せてくれるのだろう。今年の夏は忙しくなりそうだ。センチメンタルに砂糖漬けにされている暇はない。少しだけ明るく笑って、生きてみようと思う。愛は地球を救うのか、そもそも愛って何か、NEWSと一緒に考えてみようじゃないか。

君は吉原の桜を見たか――NEWS LIVE TOUR 2016 "QUARTETTO"小山慶一郎さんソロ『愛のエレジー』感想

NEWS LIVE TOUR 2016 "QUARTETTO"が6月12日で終了。メンバー、スタッフ、このツアーに関わった人たちにありったけの愛をこめて感謝。

というわけで、コンサート全体の感想も書きたいところではありますが、取り急ぎ小山慶一郎さんソロ『愛のエレジー』の感想を。相変わらずド主観です。

 

 

私が今回参加したのは、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ両日と東京ドーム両日の4公演。個人的に一番好きだったのは真駒内2日目の愛のエレジーかな。一番好きというか一番ちゃんと観ることが席だったという理由もある。

愛のエレジーに裏テーマとして某曲があることは知っているのだが、あえてそこには言及せずに純粋にコンサートの演出や衣装を観て感じたことを書こうと思う。

 

 

東京ドームの演出とは違い、小山さんはメインステージからの登場。メインステからセンステまでの花道には赤い提灯が付けてある。和服の小山さんと、提灯、和傘を持ったジュニアを引き連れている様子を見た瞬間に花魁だー!!!花魁道中だー!!!と完全に盛り上がった。私が。まだこのときは本当にモチーフが花魁かどうかはよくわかっていなかったけれど、勝手に花魁って思いこんでいた。
1日目はメインステ寄りのスタンドだったから、メインステからセンステまでジュニアを引き連れて歩いていく小山さんだけはきちんと見えたけど、センステで踊る様子は後ろから眺める感じ。

1日目と逆側のスタンド、かつセンステ寄りのスタンドだったから2日目はきちんと観られた。小山さんが花道を歩いてくる様子をじっと見ていたんだけど、あの……しゃなりしゃなり歩いていました。私の記憶が正しければ。厚底靴で花魁滑りの、あの歩き方で歩いていたと思う。多分。衣装は別に厚底の靴ではないです。私の脳が正確に情報を認識していれば。
魁道中がよくわからない、という人は映画『さくらん』の予告編の最後の方を観てもらえるとわかりやすいかも。
まだ公式サイトが残っていたので一応リンクを貼っておきます。

映画『さくらん』公式サイト

愛のエレジーの最後はセンステに仰向けで倒れ込んで胸を上下させる様子がモニターに映し出されて終わるんだけど、それを観て近くにいた人がぽつりと「けーちゃん死んじゃった……」って呟いたんだよね。その言葉を聞いて、ああ、あれは死なのかもしれない、としみじみ思った記憶。

もちろん受け止め方は人それぞれだから別に愛のエレジーの最後を「死」と限定しなくてもいいんだけど、私は、愛のエレジーの小山さんは死を選び取ったのかなあと思った。

 

遊女には、「心中立」というものがある。

心中立て(シンジュウダテ)とは - コトバンク

デジタル大辞泉によると「心中立」とは「男女がその愛情の契りを守りぬくこと。また、それを証拠だてること」とある。

Wikipediaの「心中」の項目が心中立の解説がわかりやすいので載せておく。

心中 - Wikipedia

心中立は実際に死ぬわけではなくて、「愛の変わらぬ証として、髪を切ったり、切指や爪を抜いたり、誓紙を交わす等、の行為」なんだけど、「やがて自らの命をも捧げる事が義理立ての最高の証と考えられたことから、現在の心中の意味になった」ともある。愛のエレジーの小山さんは代わりの行為ではなくて、本当に自らの死をもって愛の証明をしたのではないかなと。私の勝手な感想ですが。

また、Wikipediaの「心中」内の「情死」解説によると、

情死を美化する日本独自の来世思想(男女が情死すると、来世で結ばれる)から、遊廓を逃亡した遊女などが気に入った客と情死する

こともあったという。今世で結ばれないのなら、せめて来世でという切なる願いが愛のエレジーには込められているように感じた。

 

ここで「愛のエレジー」の「エレジー」の意味について考えてみよう。

エレジー(エレジー)とは - コトバンク

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説によると、

哀歌。語源はギリシア語 elegeiā (嘆き) 。死そのほか人生の悲劇的な諸相に関する瞑想に触発されて,整った韻律や用語で歌われる抒情詩。初め悲嘆として表現された情緒は,永遠的な原理の瞑想に慰めを見出して終る。

 

やはり、愛のエレジーを語るうえで「死」というモチーフは避けて通れないのではないだろうか。

愛のエレジー - 小山慶一郎(NEWS) - 歌詞 : 歌ネット

実際の歌詞にも「あなたを死ぬまで愛したい」「永遠 情熱が泣いてるよ」等とあるように、「死」と「永遠」が表現されている。

 

  • 東京ドーム1日目

途中で謎の考察のようなものを挟んでしまいましたが東京ドーム1日目の愛のエレジーの感想!1日目はバルコニー席。メインステから出てくると思いきやバクステからの登場。ドームは花道が長いから、バクステ→花道半分くらい使っての花魁道中(半分歩いて半分折り返す感じ)だった。

アリーナ規模のときと違って、5万人近い収容人数のドームで観る愛のエレジーはなんかもう……本当に小山さんの気高い美しさが溢れていたね……。

そこにいるのは「小山慶一郎」ではなく、「吉原の高級花魁」だった。幼少時代に吉原に連れてこられ、努力と苦労と汚辱に塗れた日々を乗り越え、吉原のトップまで昇りつめた一人の花魁の姿が私には見えました。私には。

 

  • 東京ドーム2日目(ツアーオーラス)

席はアリーナ前方(というか前方どころではない、今後の人生でもうこの位置で観ることはないかもしれない席)だったんだけど、バクステは遠い。でも今回のツアーで初めて小山さんを「見下ろす」席ではなく「見上げる」席だったのでよかった。見下ろすよりも見上げる方が、「位の高い人を観ている」ように感じられて、花魁道中の気分を味わえた。正面の映像は映像化されたらじっくり観ればいいやと思っていたので、モニターはあまり観ずにずっと小山さんの背中を観ていた。見上げた小山さんの背中はしなやかで大変美しかったです。

 

  • 番外編:愛のエレジーの秋山大河くんがすごい

小山担だとジュニアに詳しくなくても、いつの間にか名前と顔が一致しているであろう秋山大河くん。ドームでは秋山くんにも注目して観ていたんだけど、愛のエレジーの秋山くんの気迫が凄い。一番小山さんの傍で踊っていたような気がするし、途中の胸をはだけさせる振り付けも全力で、表情の気合もすごい。小山さんと仲が良いってことは知っていたのだけれど、そりゃこんなに全力で自分のソロを踊られたら仲良くなるだろうし、小山さんも秋山くんもお互いに嬉しいだろうなあと思う。

 

『NEWS LIVE TOUR 2016 "QUARTETTO"』の小山さんソロの『愛のエレジー』は、かつて吉原に狂い咲いた桜のような美しさがあった。いつか散りゆく儚い運命だと分かっていても、一瞬だけ咲き誇る満開の桜。美しさも、力強さも、儚さも、優しさも、すべてを兼ね備えた桜を、私は確かにこの目で観た。

小山慶一郎さんに似合う曲 1曲目『MIND CIRCUS』(不定期連載)

 

小山慶一郎さんに似合う曲があまりにもこの世界に多いので、不定期で「小山慶一郎さんに似合う曲」を選んで勝手に連載することにした。

 

 

NEWSメンバーに歌ってほしい曲20選+α - 水際の鏡像

以前に書いたこの記事で、音楽とNEWSを語りたい欲求が多少は解消されたのだが、どうにもこうにも音楽に青春、というかほぼ魂を捧げてしまったので1度では音楽と小山さんを語りたい欲求を完全に解消できなかった。

ということで、私が飽きるまでは、しばしお付き合いを。

文章は、相変わらず全体的に中二病が治っていない感じです。

 

 

記念すべき第1回目の連載に選んだ曲は、中谷美紀の『MIND CIRCUS』だ。

とりあえず何といってもこの歌詞を読んでほしい。

www.utamap.com

 

……最高。

そもそもが作詞が売野雅勇、作曲が坂本龍一、歌が中谷美紀という最強タッグで世に出された曲なので名曲じゃないわけがない。

売野雅勇中森明菜の『少女A』や郷ひろみ2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-』、チェッカーズの『涙のリクエスト』など数々の大ヒット曲を作詞しているので、おそらく誰もが1度は耳にしたことがあるだろう。KinKi Kids近藤真彦の曲も作詞している。

売野雅勇の歌詞が素晴らしいということについて語っていると非常に長くなるので、とりあえず歌詞の内容に移る。

まずこの完璧な歌い出し。

 

君の誇りを汚すものから 君を守っていたい

野蛮な街に心が 負けてしまわないように

 

 

 

……わかる。

守っていたい。

 

 


「わかる」の一言で済ませている場合ではないので、私がなぜこの曲を選んだかについて説明する。

ここで私が考える「君の誇りを汚すもの」とは、週刊誌の記者や、心無い言葉でアイドルを傷つけようとする人たちのことだ。
また、「野蛮な街」とは日常的に殺人や強盗が繰り返されるこの世界のことだと考える。

日本でも世界でも、毎日多くの犯罪や災害が起こり、テレビ放送や新聞などのマスメディアによって私たちに伝えられる。また、インターネットやスマートフォンの急速な普及で、私たちは膨大な量の情報が氾濫する社会での生活を強いられることになった。

小山さんは現在報道・情報番組である日本テレビ系列『news every.』で月曜から木曜までキャスターを担当している。everyの控室では新聞全紙に目を通しており(日本テレビ系列『人生が変わる深イイ話』2016年1月25日放送分参照)小山さんが目にしている情報も膨大な量であると推測できる。

一般紙と呼ばれるような新聞は、経済面や文化面などいくつかの面で構成されているが、夕方の報道番組で主に扱われる話題は事件や事故、裁判についての社会面であろう(多分)。

 

悲しい世界を浄めるように 街角で微笑って

 

残虐な事件や悲惨な事故の話題を知り、それを他者へと伝えていかなければならない立場にある小山さんが、everyのお天気コーナーや、キャスターとしてではなくアイドルとして出演している音楽番組でそっと微笑む瞬間、その微笑みは、まるで、悲しい世界を浄めるために存在しているもののように思える。

 

偽りだらけのこの世界で

愛だけを信じてる

君の優しさは 傷口だけど 君のKNIFE

 

ここで、2016年3月9日に発売されたNEWSのアルバム『QUARTETTO』通常版に収録されている小山さんのソロ曲のタイトルを思い出してほしい。

 

新たなる出発点を祝って――NEWS『QUARTETTO』全曲レビュー - 水際の鏡像

 

そう。

『愛のエレジーだ。

思いきり「」とソロ曲のタイトルに入れてしまうくらいなので、おそらく小山さんも「偽りだらけのこの世界で愛だけを信じてる」のだろう(暴論)。

 

 

最後に、「君の優しさは傷口だけど君のKNIFE」について私の考えを述べる。

 

小山さんは、2011年に取材として訪れた東日本大震災の被災地で、次のようなファンに出会ったとMyojoのインタビューで語っている。

 

出会った女のコが、『本当に大変だったんです。私NEWSのCD持って逃げました』って言ってくれて。6人で出した最後のCDを大事に持っていてくれた。(中略)NEWSというものが、傷ついた人の心を支えるものになり得ているんだったら、"簡単にサヨナラはできない"って想いが芽生えました

雑誌『Myojo』(集英社 2015年6月号増刊、p.172)

 

 

このファンと出会った当時は、NEWSが4人になるという報告を発表する前で、小山さんは、すでに4人になるということを知らされてはいたが、まだ発表はできないという状況であった。

本人も苦しい中で、それでも「傷ついた人の心を支えるものになり得ているんだったら」と思えることは、小山さんが優しさを持っているからこそであろう。

優しくいる、ということで、時に傷つくこともあるだろうが、その優しさによって傷つくことも含めて、「君のKNIFE」なのだろう。その優しさこそが小山さんの持つ最大の武器なのではないかと私は考えた。

 

……実は、私がこの『MIND CIRCUS』を知ったきっかけは、2016年3月11日に行ったGOATBEDのライブでカバーされていたからだ。一昨日の話である。あまりにもライブで聴いたカバーが美しくて、その衝撃のままにこの記事を書いてしまった。GOATBEDの『MIND CIRCUS』は、多分ライブに行けばいつかは聴けると思うので、もし興味を持った人がいればGOATBEDのライブにも足を運んでみてほしい。あと売野雅勇にNEWSの曲を作詞してほしい。以上。

「グレート・ネイチャー」覚書--小山慶一郎は待たれながら

 「グレート・ネイチャー」、大千秋楽お疲れさまでした。


 私が観劇したのは9月19日18時、20日13時・18時公演の3回。少し前の感想になるが、ネタバレは大楽後の方がよいと思い、遅ればせながらも載せる。ネタバレを含むため、以下閲覧は自己責任で。感想はもう敬体も常体もごちゃまぜなんだけど、そういう読みにくさでむしろ伝わることがあるかもしれないのでそのままに。言い訳ですが。

続きを読む

2015年に初めて真剣にジャニーズを好きになった話

2015年、生まれて初めてジャニーズのアイドルグループのファンになった。
2015年3月、生まれて初めてジャニーズのコンサートに行った。
2015年7月、生まれて初めてジャニーズのFCに入会した。

ということで、このブログはド新規もいいところの全くジャニーズ的素養がない一介のオタクが書くブログである。「なんだこいつ適当なことばっかり書きやがって」と思われても仕方ない。どうか、「こんなオタクもいるんだな」くらいのゆるい気持ちで読んでほしい。

 

どのグループの誰を好きになったのか

 どのグループの誰を好きになったのかというと、NEWSの小山慶一郎さんである。私は小学5年生からサブカルクソオタクとしてぼんやりと過ごしていた。高校時代から大学1年にかけて、戦国鍋TVや舞台弱虫ペダル近辺の若手俳優に嵌っていたので、何となくこのままジャニーズは通らずに終わるように思っていたが、気が付いたら20歳になってジャニーズのFCに入会していた。人生何があるかわからないものだ。

 ジャニーズにほとんど触れてこなかった

mi7aca.hatenablog.com

 

 行ったライブやイベントを書き連ねた記事を見てもらえばわかるように、ジャニーズはおろか、J-POPの類いのコンサートにすらこれまでほとんど行ったことがなかった。ももいろクローバーZのコンサートには一度、ももクロ好きな友人と行ったことがある。「大槻ケンヂが楽曲提供していたり、tofubeatsがリミックスしていたりして面白い」という理由からだ。ももクロのコンサートはたまたまアリーナ席で観ることができたうえに、内容もとても楽しかったのでまた機会があれば行きたい。

 ももクロは週末ヒロインだが、今考えてみれば小山さんも「平日キャスター!週末アイドル!」というような内容のことを言っているので、追々類似性を考えてみるのも面白いかもしれない。キャイドル。

 初めて入ったFCはcali≠gariだった。cali≠gariのFCは2011年から入会し、今も入り続けている。FC特典として、FC限定の新曲が収録されたCDだったり、画像が収録されたものだったりを貰えるのでなんとなくお得感がある。

 

2015年に突然NEWSを好きになった理由

好きになった理由はというと、「泣いている小山さんがとても美しかった」
これに尽きる。

特に、何が一番のきっかけかというと、櫻井翔さんと有吉弘行さんが司会を務める番組「櫻井有吉アブナイ夜会」の小山さんと、同じくNEWSのメンバーである加藤シゲアキさんの回を観たことである。番組内で、加藤さんの前で泣いている小山さんがあまりにも美しく、そのままNEWSも好きになった。俗に言う夜会落ちだ。落ち、というかもはや堕ちた、というニュアンスに近い。

生きよ堕ちよ、その正当な手段の外に、真に人間を救い得る便利な近道が有りうるだろうか。(坂口安吾堕落論』)

いや......無い。(未仲『水際の鏡像』)

 この記事を読んでいる人には、すでにアブナイ夜会のコヤシゲ回を観ている人も多いだろうが、未視聴の人のために以下にふんわりと内容を紹介しておく。

 

加藤さんと二人きりになると決まって小山さんが泣くということで、加藤さんと小山さんの休日に密着という形で番組が進む。

レンタカーで小山さんが加藤さんを迎えにきて、小山さんが運転、加藤さんが助手席に座っている。

二人は最初にレンタカーでパワースポット巡りをする。代々木八幡で車から降り、パワースポットに関しての説明を詳しくする小山さん。

それから二人はスポーツジムに向かう。ジムではまさかのジャージが色違いのペアルックである。二人でトレーニングをし、サウナでは格好いい言葉しりとりをする。

サウナが終わった後にはいよいよ夜会が始まる。

恒例の「男2人で必ず泣く」夜会だ。焼き鳥や鍋を囲みながら、最初は穏やかに進む。

開始から1時間が経過した頃、過去の苦労話を2人は始める。

メンバーの脱退、活動休止、そしてまたメンバーの脱退により4人になって解散したほうがいいと言われることさえあったということ。

苦労したことや辛かったことを話しているうちに思わず小山さんは泣いてしまう。加藤さんもちょっと泣く。

話が進むにつれて小山さんはどんどん泣いてしまう。しかも、テレビの前だから特別に泣いているというわけでもなく、わりと毎回泣いてしまうということだった。
小山さんは、泣きながら次のように言う。
運命共同体で、人生を一緒に幸せになろうと思ったメンバーと離れるなんてさ、そんな悲しいことないじゃん」
「シゲもまっすーも手越も大好きだし、みんなで幸せになりたい」

めちゃめちゃに泣いてしまう小山さんと、ちょっとしんみりしながらも、そんな泣いている小山さんをあたたかく見守る加藤さん。

夜会は小山さんから加藤さんに対しての次のような言葉で締めくくられる。

「本当にお前と同じグループでよかった。1人じゃ乗り越えられなかった。シゲいてよかった」

夜会の映像が終わりスタジオでのトークでは、加藤さんがどちらかが悩んでいるとわかる、誘って飲みに行く、という話。

 

 

大体こんな感じである。この回の魅力を言語だけで伝えるのは難しい。もし興味があれば探せばもっと詳しく書いている人がいると思うので、そちらの記事を参考にしてもらいたい。

私はスピリチュアルやパワースポットの類に関して、パワースポットが与える経済効果以外には興味がないので、前半ではパワースポットの話を真剣にする小山さんに感じた深い闇も魅力的だった。

ともかく、この夜会で加藤さんの前で泣いている小山さんはとても美しかった。
私の中の小山さんの認識が「夕方のニュースに出てくるチャラい兄ちゃん」から、
「美しい涙を流す美しい加藤さんのシンメ」へと劇的に変化した。

加藤さんの認識は「小説を書いているジャニーズのひと」から
「小説を書いていて顔がめちゃくちゃに美しい小山さんのシンメ」へと変化した。

夜会によって「青信号を手を挙げて渡っていたら時速140kmで走っていた4トントラックが横断歩道に突っ込んできて轢かれる」くらいの衝撃を受けた私は、とりあえず過去の雑誌から情報を手に入れることにした。

 

2011年Myojo一万字と2015年のMyojo一万字

ジャニーズのオタクになるにあたってはMyojoを読まねば、という気持ちで最初にMyojoを手に取った。Myojoを手に取った理由は、もちろん雑誌としての歴史が長いということもあるが「一万字インタビューが掲載されている」ということだった。中学時代、ミッシェルガンエレファントにハマっていたころは、ロッキングオンジャパンに掲載されたメンバーの2万字インタビューを読み漁っていた。ロキノンならロッキングオンジャパンの2万字インタビューを読む、ジャニーズならMyojoの1万字インタビューを読む。夢中になる対象は違えどオタクとしてのスタンスは変わっていない。語学を始めるときにまず語彙と文法を学ぶように、私は未知の分野のオタクを始めるときにも語彙と文法(≒雑誌記事、インタビュー記事など)から入るタイプである。

 Myojoの一万字インタビューに関して同じ記事内で書くと、長くなるので細かくは書かないが、夜会と一万字の合わせ技でそりゃもう大変なことになった。しかも2011年のMyojo一万字インタビューで脳が混乱している間に2015年Myojo一万字インタビューもちょうど始まってしまったので混乱に混乱を呼んだ。2011年と2015年の小山さんと加藤さんの一万字インタビューを読み終えたころにはもう引き返せないところまで来ていた。ジャニーズ、凄いわ。

 

初めてのコンサート


話が前後するのだが、ちょうど気になり始めたときにNEWSのコンサート、それも私が住んでいる札幌公演の日程が近かった。縁があって札幌公演の1日目に行けることになり、とりあえず公式団扇と公式ペンライトさえグッズさえ買えば何とかなるかな~くらいの気持ちで気軽に会場に行った。
完全にロックバンドのライブでいう当日券で気軽にライブに行く、くらいのノリで、しかも一人で行ってしまったため、開演前は若干アウェイでジャニオタ怖い!と怯えていた。本当に何も考えずに行ってしまったため、席も大して確認しておらず、行ったらまさかのスタンドブロック最前で怯えまくりだった。

しかし開演してしまえば不安は吹き飛ぶくらいのとても素敵なコンサートだった。NEWSのコンサートは、アルバム「White」の世界観を大事にしつつも、ファンとの(心理的)距離が近く、満足度が高かった。ファンとの距離、といっても内輪感が強いわけではなく、私のような新規のファンを置いてけぼりにしていることもなかったように思う。初めて行ったジャニーズのコンサートがNEWSのWhiteでよかったなあとしみじみ思う。惜しむらくは、完全に私がおとなしいファンすぎて、目の前をメンバー各々がトロッコで通っていったときにほぼ何もできなかったことだ。スタンド最前に入ったことがある人はわかると思うが、スタンド最前はメンバーとの距離が近すぎて、トロッコからは死角となる。ただでさえ死角なのにめちゃくちゃにおとなしくしていたため、隣のブロックが小山さんから鬼ファンサを受けているのを黙って眺めていただけだった。(暗すぎる)まあ人生は長い。これから何度もリベンジの機会はあるだろう。(ポジティブ)

あと、生で見た手越さんがあまりにも可愛すぎて、コンサート後一週間くらい手越さんが可愛かったとずっと言い続けていた。本当に可愛い。テレビ画面越しの比じゃないくらい可愛くて心が打ち震えた。

 

初めてのジャニーズFC入会

そんな感じで月日は流れ続け、音源を集め、DVDを集め、雑誌を買い漁り、録画予約と消化、ラジオ視聴、Jwebチェックと忙しい日々を過ごしていた。ここでまた後悔なのだが、まだ私はFCに入会していなかった。次のコンサートまで期間が空くだろうし、小山さんは月~木にeveryで生放送のキャスター仕事があるため、舞台もしばらくはやらないと思っていた。

甘かった。小山さんの主演舞台の発表が7月にあったのだ。

ここで私はやっとFC入会をする。舞台のFC先行には残念ながら間に合わなかったのだが、会報と会員証が無事に届いた。

その後一般先行の電話申し込みにカルチャーショックを受けつつも舞台のチケットを取ることができた。

電話申し込みにカルチャーショックというのは、ジャニーズ以外に先行抽選に申し込んだことがある人ならわかると思うが、大体の舞台やライブの申し込みはウェブサイトからの申し込みである。電話での申し込みを受け付ける舞台やライブは少ない。(と思う)

 

ジャニーズって楽しい

コンサート会場のジャニオタに怯えたり、初めての電話申し込みに戸惑ったりしながらも、私の根底にあるのは「楽しい」という感情だった。大学のレポートや試験も、大学の実習とバイトで27日間1日も休みの日が無くとも、それに伴い夏休みがほぼ無くとも、同じ空の下でNEWSが、小山さんが今日も一生懸命生きているのだなあと思えば頑張れたし乗り越えられた。日々の大変さより、NEWSのコンサートDVDや番組から得る楽しさのほうが強かった。20年間生きてきた中で、正直今年が一番楽しい年だった。楽しい年、というか、私ってこんな風に楽しく生きてもいいんだなと初めて気が付いた年だった。高校時代、思春期が悪化の一途を辿り修...旅...行に行かなかったり、肉が食べられなくなったり、血圧が機械測定できない数値まで下がって死にそうになったりした、そんな世界の全てを憎んでいた17歳を、やっと克服できたんだなと思った。

そっか、私、笑えるんだ。

思わずヱヴァ破のアスカの台詞を引用したくなるくらいの気持ちになった。ちなみに17歳のときには延々とエヴァンゲリオン旧劇場版を観ていた。(根暗)

最近は思春期を克服した気がするので毎日ハッピーライフなのだが、これまで暗黒の思春期を送っていたので正直加藤シゲアキさんには共感する点がとても多い。まず一人っ子・転勤族・大学で便所飯......全部私にも当てはまる。最近は便所飯はやめてサークルの部室で食べているので社会に適応できるようになってきた。これが生きていくということなんだな......。
加藤さんに関してはファンというより完全に戦友と書いてともと呼ぶ、みたいな気持ちだったり、毛皮のマリーズの「ビューティフル」を贈りたい気持ちになったりして忙しいのでまた別の機会に書きたいと思う。

しばらくは小山さんの活動を、NEWSの活動を楽しく追い続けていきたい。

 

Ein leerer Gegenstand ohne Begriff

これまでに行った主なライブやイベントなど(随時追加)

 

 

2009

07.11 永野亮 from APOGEE インストアライブ@新千歳空港

10.31 Base Ball Bear「zeppyramid tour」@Zepp Sapporo

 

2011

10.02 The Birthday「I'M JUST A DOG TOUR'11」@SAPPORO FACTORY HALL

10.19 cali≠gari「GIVES」@札幌PENNY LANE24

 

2012

01.28 Ao/the cabs/FLiP/THE BOHEMIANS「夢チカLIVE VOL.75」@札幌KRAPS HALL

10.06 the telephones /The Mirraz「RED HOT DISCO!!!」@札幌Sound lab mole

10.26 group_inou「DAY」リリース記念サイン会@タワーレコード札幌ピヴォ

10.27 group_inou「DAY release tour」@札幌Sound lab mole

11.17 The Birthday「TOUR 2012『VISION』」@Zepp Sapporo

12.25 新宿ゲバルト「第4回東京大会」@新宿LOFT

 

2013

03.31 ももいろクローバーZ 「JAPAN TOUR 2013『5TH DIMENSION』」@北海きたえーる

 

2014

05.25 木村世治「C&C Tour 2014」@札幌musica hall cafe

05.31 cali≠gari「科学と学習」@札幌DUCE

06.19 戸川純ワンマンライブ(ゲスト:ことぶき光)@札幌KRAPS HALL

08.27 THE BEETHOVEN/NoGoD/SEX-ANDROID/Gargoyle/マイナス人生オーケストラ/LIPHLICH「CRUSH OF MODE-HYPER HOT SUMMER'15」@札幌KRAPS HALL

09.27 cali≠garicali≠gari 20th Caliversary"2013-2014" 最終公演 第7期終了 - To say Good bye is to die a little」@日比谷野外大音楽堂

 

2015

01.10 小林豊恋するスイーツレシピ3 ~君が恋に落ちる一つの方法~」発売記念「握手&愛情たっぷりん会」@札幌コーチャンフォー

03.10 舞台「弱虫ペダルインターハイ篇 The WINNER@日本青年館大ホール

03.28 NEWS「NEWS LIVE TOUR 2015 White」@真駒内セキスイハイムアリーナ

04.16 GOATBEDTHE DANCE NOT SYNDROME」@札幌COLONY

06.21 cali≠gari「セックスと嘘とライブハウス」@札幌PENNY LANE24

09.19 小山慶一郎 主演「グレート・ネイチャー」@東京グローブ座 18時公演

09.20 小山慶一郎 主演「グレート・ネイチャー」@東京グローブ座 13時公演

09.20 小山慶一郎 主演「グレート・ネイチャー」@東京グローブ座 18時公演

10.04 THE BOHEMIANS「ten years old diamond clash tour 2015 ~兄弟、時を待て!編~」@札幌 BESSIE HALL

11.23 The BirthdayBLOOD AND LOVE CIRCUS TOUR 2015-2016」@小樽 GOLDSTONE

2016
02.20 The BirthdayBLOOD AND LOVE CIRCUS TOUR 2015-2016」@SAPPORO FACTORY HALL

03.11 GOATBED「FAN&DEATH TOUR」@札幌COLONY

03.25 Creepy Nuts「『たりないふたり』リリースツアー ~たりない巡業2016 春場所~ 対バンゲスト 岡崎体育/セビロキル」@札幌Sound lab mole

03.26 NEWS「NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO」ツアー初日@真駒内セキスイハイムアリーナ

03.27 NEWS「NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO」@真駒内セキスイハイムアリーナ

06.11 NEWS「NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO」@東京ドーム

06.12 NEWS「NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO」ツアー最終日@東京ドーム

07.01 劇団四季ウィキッド」@北海道四季劇場

07.16 ドキュメンタリー上映会&是枝裕和監督トークイベント@インタークロス・クリエイティブ・センター

09.10 THE YELLOW MONKEYTHE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016」@真駒内セキスイハイムアイスアリーナ

09.11 THE YELLOW MONKEYTHE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016」ツアー最終日@真駒内セキスイハイムアイスアリーナ

11.20 渡會将士@musica hall cafe

11.27 Syrup16g@ペニーレーン24

12.28 THE YELLOW MONKEY@武道館

 

2017

02.23 creepy nuts@タワーレコード

02.23 creepy nuts@sound lab mole